月詠

1度別れた主と再び繋がりリスタートを始めました。日々の思いを残しておきたいためのブログです

再びの·····⑦

待ち合わせ駅まで約1時間

段々会うのが怖くなってくる

本当に会っていいのだろうか?

あの頃より老けたし·····

帰りたい·····

どうしよう·····


どんどん不安になる·····


まだ引き返せるかも·····


そう思いながらも途中で降りることも出来ず

待ち合わせ駅に着いてしまった

そして·····緊張でまた駅のトイレへ笑


どんだけ緊張してるんだ私·····笑



改札を出て待ち合わせのオブジェの前に立つ

1駅前で元主に「帰りたい」とLINEしていたのを思い出しLINEをチェック


「え?俺もう着くよ?」


当たり前だよな·····よし!覚悟を決めよう

スマホを、見ながら視線だけをキョロキョロさせる

待ち合わせに良く使われるオブジェなので周りには人がたくさん


騒がしいのに自分の心臓の音が聞こえる


こんな緊張は元主に初めて会った時依頼かもしれない·····

ふと·····顔を上げ左を見ると·····こちらを見ている男性と目が合った


元主だっ!


マスクのおかげで緊張の顔は見られてないと思う

笑顔で


「お久しぶりです」


と言えた。

元主も笑顔を返してくれた


でも、まともに顔が見れない·····



会う前に寄りたいshopがあることを伝えていたので

私たちは隣に並んで歩き始めた·····


隣·····

あの頃は隣を歩けなかった

元主が手を差し出してくれた時だけ隣を歩いてた·····

それ以外は半歩~1歩後ろを歩いていた


それが今は隣に·····


それが不思議で緊張で·····ああ、私はもうこの方の呪縛から解き放たれたのか·····とも思った


時々顔を上げると笑顔を向けてくださる

私も笑顔になる


20センチ以上の身長差


ただ·····主と私の間は数センチの隙間·····

再びの·····⑥

私と元主の間には距離がある


遠距離とまでは行かないが中距離とでも言うのだろうか


主従関係であった頃

元主は新幹線に乗って私に会いに来てくださっていた

時間も金銭的にも負担をかけていたと思う

私は負担をかけたくなくて微々たるものだが出せる範囲では出させていただいていた


それでも元主は


「俺にもプライドがあるんだよ」


と、ほぼ負担していてくださったのだ




今回の待ち合わせは

ちょうど元主の住む街と私の住む街の真ん中あたり

1度だけ逢瀬したことがある地方都市


元主は新幹線で行こうかな·····と仰っていたが


「1本で来れるのにもったいないですよ!」


と私の厳しい?意見で在来線で来ることになった笑



当日は目覚ましより早く目が覚めた

緊張のためか何度もトイレに走る笑


念入りにメイクをし髪型を整え·····

(誘われても断れる)

と思っていたのに·····上下お揃いの下着を着けた笑


前日決めていた洋服に、やっぱり違う!と思い服を選び直す

お洒落し過ぎても何か違うんじゃないかと思い

ラフな格好で行こう!ん~でも·····とさんざん悩んだ挙句に落ち着いた感じで行くことにした笑


おかげで時間ギリギリになりスマホのバッテリーを見事に忘れた笑

再びの·····⑤

ランチの予定2日前まで時間とかの話は一切なく

(忘れてるのかな?まぁそれならそれでいいか )

くらいだった


「明後日は何時にする?」


そう仰られても(ああ、覚えててくれたんだ)程度だった


だが前日

急に現実味を帯びてきて·····私は緊張の渦に巻き込まれた


仕事中に突然思い出し全身が震え心臓が高鳴り始める


そんな思いを打ち消してキーボードを叩くが

再び思い出し·····それを繰り返した


(会っても大丈夫)

(誘われても断れる)

(あの頃とは違う)



呼び方だって「ユキさま」と呼んでいたが今は「ユキさん」になっている


敬語は変わらないが私はもう隷じゃない

対等とはいかないが人生の先輩として付き合うだけだ



それでも

仕事帰りに、いつもより高いパックを買い、お肌の手入れを念入りにしていた笑

最近唇が荒れ気味だったため、夜はずっと薬用リップを塗りたくっていた笑